ゴミ箱(もえない)

ごくまれに何か書いたり書かなかったりするかもしれたりしれなかったりする

日本縦断をしました - ごあいさつ

 

 

 

 

 

 

はじめまして。たぎょうです。

 

 

 先日、日本縦断という行為にチャレンジしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いきなり何を、と思われるかもしれないがこういうのは説明してしまった方が早い。僕ら男子高校生三人組は、去年の暮れ12月22日に鹿児島の潮風香る早朝の無人駅を発ち、

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12月27日の夕刻に北海道の吹雪吹きすさぶ北の最果て駅へと辿り着いた。

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そう、鉄路での日本縦断である。

 

 

なるほどね。良いじゃないですか。僕らがこの世に生を受け過ごしてきた時間、僅か16年。この国の何たるかを知るにはあまりにも短い。動乱の21世紀にその命を授かってから背後を顧みることもなくただ突っ走ってきた我々だったが、ここで一度立ち止まり、我々とその祖先を育んできたこの小さな島国の姿を、ゆっくりと巡って眺めるのも一興ではないか。ゆっくりと。そう…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ゆ   っ   く   り   と   。

 

 

もう説明しなくてもいいでしょ。「青春18きっぷ」である。ただの神奈川の男子高校生に優雅に日本を周遊する財力などある訳がない。よってこの旅行には特急もなければ高級旅館もない。ただ鈍行を乗り継ぎ日本の最果てから最果てを目指すのみ。以上!

 

 

 

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 ちなみにこの子はぶっきーこと艦これの吹雪クンです。恐らくこの後度々登場します……というかこんなむさい男子高校生の夢も希望もないクソ旅行なんか忘れていいからこの子の顔と名前を覚えてから帰ってくれ。以上。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…以上!とか言って突き放してしまったけれど概要は理解して貰えたと思います。つまりこのブログの趣旨は限界旅行記であり、「ツイのオタクが愉快な仲間たちと真冬の列島を青春18きっぷで走り抜け最南端から最北端まで辿り着くまでの珍道中をインターネットの海に投げつけて閲覧数ガッポガッポ稼ごうぜ!w」である。うん、いい感じにクソの極みだ。

 

 

とはいえこの旅自体、前述の日付の通りもう二か月近く前のことになる。思い返せば旅の途中からTwitterその他で「早く旅紀行をブログ化しろ」と何度も催促というか脅迫(?)を受けていたらしい。旅の高揚感に加え予期せぬアクシデントの数々に良くも悪くも興奮しきっていた我が身が、その度にほとんど二つ返事で「おう書いてやるよ」と返していたのを思い出す。

 

 

で、まあ結論から言って(今の今まで)書かれることはなかった。まあ当然といえば当然で、冬休みのまるまる半分を費やし旅行というある種浮世離れな束の間の夢のひとときを過ごした現役男子高校生に降りかかるのは当たり前ながら「課題やってねえ」という現実である。このように自明な内容をわざわざ書き連ねるのも馬鹿馬鹿しいが、学生の本分は学業である。僅かな休暇にあろうとも行楽に現を抜かし翌学期の勉学に支障を来すなど以ての外の有様であり、よって須らくレポートの進捗に遅れをみているのならそれを取り戻すべく執筆に邁進すべきであるのだ。それを旅行記の取り纏めに手を出すなど言語道断、悪逆非道の人間のなすことである。

僕らがこの旅から帰還をみた直後の年末29~31日にとあるイベントの開催されたことも忘れてはならない。そう、真冬の祭典「コミックマーケット95」である。有明の無機的な大ホールに3日間のべ50万を超すオタクの鮨詰めになるこの狂気の渦中に長旅で身も心も疲労し切ったはずの僕が身を投じた理由は単純で、推しの同人を手に入れたかったからだ。このように周知の内容をわざわざ言い立てるのも欠伸が出そうになるが、オタクの本分はオタクである。僅かな休暇にあろうとも行楽に現を抜かし推しキャラを眺むるに支障を来すなど以ての外の有様であり、よって須らく目の前の西1ホールにしばふ駆逐島をみているのならそれを漁るべく待機列に整列すべきであるのだ。それを旅行記の取り纏めに手を出すなど言語道断、悪逆非道の人間のなすことである。レポートですか?なんとか来週末には出せそうです…。

 

つまるところ立て込んでいた諸々が一月も終わり、二月ももうすぐ半分という段になってようやく片付いてきたのがこのブログを長々と書き始めた経緯だということである。丁度良いところに受験休み期間も舞い込み一息ついたところで、ずっと140文字に乗せてリアルタイムで供給することしかしていなかった旅の機微を、文章化してどこかに書き留めておくという話をはたと思い出したのだった。

 

 

うーーーんなんと消極的な。ブログってもっと積極的で前向きなアウトプットを求める人間のための媒体じゃないんですか。周囲の人間が一人、また一人とはてなブログやらnoteやらを開設しているのを思い出す。彼らは小説を書いたり読書記録を投稿したり、はたまた性癖を語りだしたり音ゲー産業の未来について論じたり(?)しているわけだけど、少なくとも彼らには自らの思考をただ垂れ流すのではなく「文字制限」のない自由な発信媒体で論理的構成を以て発信せんとする自発的意思があり、それを可能にする豊かな発想と語彙がある。「140文字」に囚われている身としては既にこの時点で超えがたい壁を意識してしまう。緩やかなコミュニケーションの内に全てをコンテンツとして消費することに慣れきってしまった人間はここまで生成してきた駄文をもう一度眺めて嘆息のなかに肩を落とすしかない。要するにとってもみじめなのである。

こういう偏見に満ちた話は良くないと分かっていながらしてしまうのだが、つくづく「140文字」は「感情」の道具だなと思う。つぶやきという言葉の名の示す通り、なるほどかのツールのその文字制限に裏打ちされた手軽さは独り言を発するよりも容易いものかも知れない。だが「140」という数の真の絶妙さはむしろ、単純な論理構成(二元論など)による短い論理的文章の組み立てを不可能にしない点だと勝手に考えていたりする。もちろんこの特性を活かし常に創造的な議論を重ねている立派な方々も沢山いらっしゃるし本当に素晴らしいと感じ入るところなのだが、定型化された単純な論理構成と手軽さの組み合わせは単なる感情的主張が「それっぽく」見えてしまう危険性を孕んでいるのではないか。こうした表現に毒された人間は感情の垂れ流しが日常化しており、感じたことをある程度の期間自身の内に溜めおき長い論理構成に乗せてアウトプットする段階が欠如しているため、いざ長文を書かせるとボロボロで無味乾燥だったりするのだと思う。それは或いは、このブログのように。

 

 

新ブログの門出とクソ旅行記の発進を祝いテープカットとするつもりが何をどう間違えたか自身の傷口にハサミをぶっ刺す結果となってしまった。というか最後はただの自虐と偏見である。

 

言うまでもなく旅行中のTwitterなんて感情の垂れ流しの極致みたいなものですがこれは逆にチャンスでもあり、二か月前の自分が何を見て何を感じていたのか、当時の感情をツイートを手掛かりに探り当て再構成するプロセスは相当に楽しいのではないかと思っている節がある。なんせ相手は自分。旅を終えてから一週間でその記録を編纂するのとでは確かに記憶の純度こそ差があるだろうが、その代わり確実に熟成されているはず(捏造も多分にありそうだけど…)。

つまりは旅の自分との二人三脚ブログ。僕には今自らが感じていることを具体化された論理構成に乗せて豊かな語彙とユーモアの彩りの中で送り届けられるような才覚もなければそういった努力もしてこなかった所謂ダメな人間だが、過去の自分の記憶にサポートされてならもしかしたらその真似事くらいは出来るのかもしれない…そんな淡い期待感の中でこの文章を書いている。などと言っておいて旅の話も自己紹介もほとんど済んでいないけど。

 

 

 

 

 

まあ、という訳でこれから何回かに分けて青春18きっぷ日本縦断の旅の旅行記を綴っていこうと思う。ただでさえ5泊6日鈍行乗りっぱなし限界行程に加えて相次ぐアクシデントに見舞われながら、それでも最果ての地稚内へと辿り着き、そして無事に帰ってきた(重要)我々のろくでもないクソ旅行記を、楽しんで見て頂けると幸いです。

 

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最後に、僕にブログ執筆を勧めてくれた各位に感謝の意を表したい。またインターネットの海に黒歴史が一つ増えた。